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ソウルの11月・12月、何を着る? 外は3℃、地下鉄は20℃

朝は氷点下近く、昼は二桁、地下鉄の車内は20℃。この季節のソウルが重ね着になる理由と、持っていくもの、現地で買うもの。

丸眼鏡にボーダーニット、クリーム色のダウンベストとマフラーの若い女性が、日の差す地下鉄の車内でコバルトブルーのダウンジャケットを肩から脱ぎながら笑う。そばにはダウン、セーター、トレンチコート姿の乗客3人が笑顔で座り、外では葉を落とした木々とホームに雪が降っている。
この記事の内容4
  1. 11月と12月、実際どれくらい寒い?
  2. なぜ厚いコート一枚より重ね着?
  3. どうしてみんなマスクをしているの?
  4. 何を持ってきて、何をソウルで買う?

11月の朝、ソウルの地下鉄の車両をひとつ思い浮かべてみてください。同じ車両に、薄いニットの上にダウンベストだけをはおった人、もう膝丈のロングダウンを出してきた人、トレンチコート一枚でがんばっている人が並んで立っています。全員、正解なんです。この季節のソウルは、一日のうちに天気が二回変わるから。朝と昼が違って、外と中が違うんです。

要点だけ
  • 11月は朝3.5℃・昼11.9℃、12月は朝−3.4℃・昼4.2℃(気象庁 1991〜2020年平年値)。寒暖差は8℃前後、10℃超の日も。
  • 厚いコート一枚より重ね着――地下鉄の車内は18〜21℃に暖房。
  • 11月の装備:薄手インナー(ヒートテック系)+ニット+ライトダウンかコート+マフラー。
  • 12月の装備:厚手のダウン、手袋、帽子、コンビニのカイロ(₩1,000〜1,500)をプラス。
  • 2026年のいま:10月27日に最初の寒波注意報(28日朝3.7℃)。気象庁は11月〜1月を平年より暖かい傾向と予想、ただし急な寒さは来ます。

11月と12月、実際どれくらい寒い?

数字を見るとだいたいわかります。気象庁の1991〜2020年平年値で、ソウルの11月は朝3.5℃、昼11.9℃、平均7.5℃。12月になると一段下がって、朝−3.4℃、昼4.2℃、平均0.2℃。11月は「肌寒い秋」、12月は「冬の入り口」と考えるとちょうどいいです。

時期朝 / 昼(平年)体感ソウルの人の上着
11月上旬〜中旬約5℃ / 14℃朝は肌寒く、昼は涼しいトレンチ、ウールコート、ライトダウン
11月下旬〜12月上旬0℃前後 / 7℃前後初めての氷点下、風が吹けば冬ライトダウンの上にコート、ショートダウン
12月中旬以降−3℃前後 / 4℃前後本格的な冬の入り口厚手のダウン、ロングダウン

時期ごとの数字は、月の平年値のあいだを分けた私たちの推計です。本当の変数はその年の天気で、今年はもう一度来ました。気象庁は10月27日夜9時、首都圏の一部や忠清など内陸に寒波注意報を出し、翌朝のソウルは3.7℃と今秋いちばんの寒さ(北西部の恩平区(ウンピョング・은평구)は−1.5℃)。首都圏の内陸では寒暖差が10℃以上になるという予報も出ました。10月の3か月予報は、11月〜1月の気温が平年より高くなりそうだとしつつ、冷たい空気が一時的に流れ込んで大きく冷え込むこともあると伝えられています。8月に出た気象庁の冬の見通しも、12月〜2月が平年より暖かい確率を50%としていました。だから「平均」より「いちばん寒い日」に合わせて一枚多めに。1〜2月の真冬の服装はソウルの冬にまとめてあります。

なぜ厚いコート一枚より重ね着?

この季節のソウルは、外より中のほうが暑く感じることがよくあります。地下鉄の車内は冬、環境部の告示に合わせて18〜21℃に自動で暖房されていて、乗務員が勝手に温度を変えることもできません。カフェ、デパート、地下街も暖かいです。外の3℃から20℃の地下鉄へ、そしてまた風の吹く漢江(ハンガン・한강)の橋へ。おもしろいのは、ソウル交通公社に2025年に寄せられた冷暖房の苦情約80万件のうち、94%が「暑い」だったこと(夏も含む)。

DanielDanielのひとこと — 実在の人間の編集者

冬の地下鉄は、暖房をかなり強めに入れています。厚すぎる服で乗ると、思った以上に暑くなることがあります。とくに混んだ通勤時間にロングダウンまで着ていると、すぐに汗が出てきます。地下鉄に乗るときは、上着を脱いだりファスナーを開けたりできる服装がおすすめです。

ソウルの人の服をよく見ると、たいてい「抜ける層」があります。

  • 薄手のインナー(ヒートテック系):外からは見えないのに、いちばん働いている層。室内でも暑くなりません。
  • ニットかスウェット:室内ではこれが上着になります。
  • ライトダウン(薄いダウンベストやジャケット):11月のソウルの事実上の制服。たためばこぶしくらいの大きさになって、バッグに入ります。コートの中に着て、地下鉄で脱ぐ人もたくさん。
  • 上着:11月はコートかショートダウン、12月からは厚手のダウン。ロングダウンは「本当の寒さが来た」合図みたいに、街に一斉に現れます。
  • マフラー:体感温度をいちばん安く上げるアイテム。室内ではバッグへ。

どうしてみんなマスクをしているの?

寒さのためだけじゃないんです。晩秋から春にかけて微細粉じんの濃い日が増えるので、政府は何年も前から12月〜3月に「微細粉じん季節管理制」を実施しています(直近の第7次は2025年12月1日〜2026年3月31日)。風よけ半分、空気のため半分。何枚か持ってくるか、コンビニや薬局でKF94などのマスクを買えば大丈夫。その日の空気は必須アプリで確認してください。

何を持ってきて、何をソウルで買う?

アイテム持参か / 現地で買うか理由
薄手のインナー(ヒートテック系)持参、なければソウルでいちばん効率のいい一枚。SPA系の店にたくさんあります
ライトダウン持参11月の昼はこれだけで十分、たたむと小さい
厚手のダウン12月の旅なら持参現地でも買えるけれど、サイズは小さめ
カイロソウルでどのコンビニでも₩1,000〜1,500、貼るタイプと手で持つタイプ
手袋・マフラーどちらでも地下街や市場の露店で安く売っています
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現地で服を買うつもりなら、韓国のトレンド系ブランドは小さめです。大きいサイズは韓国の服のサイズガイドと韓国のSPAブランドを先に見てください。靴は、底が平らなスニーカーが一足あれば十分。ただ11月下旬からは滑りやすい日もあります。

11月上旬までは紅葉が、11月下旬からはクリスマスのイルミネーションが待っています。どちらも外に長く立っている予定。だからこの季節の服装の正解は、「外で30分立っていられて、地下鉄で一枚脱げること」なんです。

知っておきたいこと
  • ソウルの平年値(1991〜2020):11月は朝3.5℃・昼11.9℃、12月は朝−3.4℃・昼4.2℃。寒暖差は8〜10℃以上。
  • 地下鉄の車内は18〜21℃の暖房。厚いコート一枚より、脱ぎやすい重ね着を。
  • 11月:インナー+ニット+ライトダウンかコート+マフラー。12月:厚手のダウン・手袋・帽子をプラス。
  • カイロはコンビニで₩1,000〜1,500。マスクはコンビニや薬局で。
  • 2026年:10月27日に最初の寒波注意報、10月28日のソウルは3.7℃。3か月予報は平年より暖かい傾向、ただし急な寒波に注意。