Seoul Off Script

ソウルについての記事 94 本、さらに増加中

ニュースレターを購読
Guide

ソウルの夜遊びの作法――エリア別ナイトライフガイド

クラブリストではなく――「次会」で動く夜遊びの構造と、乙支路の改装バーから弘大の若さまで、エリアごとの夜の実態。

乙支路ノガリ横丁、夜のプラスチックテーブルと生ビール

ソウルの夜遊びについてまず理解すべきは、場所ではなく文法だ。人は一か所に居座らない。一次会(イルチャ)で食事をし、二次会(イチャ)で場所を移して飲み、うまくいけば三次会(サムチャ)でカラオケか夜食に行く。ラウンドごとに物理的に別の場所まで歩く。問うべきは「どこに行くか」ではなく「今夜は何次会まで行くか」だ。

その次に来るのがエリアだ。ソウルの夜はエリアごとにまったく性格が違い、何を求めるかで最初から行き先が分かれる。

要点だけ
  • 夜は「次会」(チャス・차수)単位で動く。 一次会:食事――焼肉や韓国料理店が多い。二次会:バーやポジャンマチャ(포장마차)に移動して飲む。三次会(あれば):カラオケ、夜食、もう一軒。毎回歩いて移動する。
  • 乙支路(ウルチロ) ―― 昼は印刷街、夜は改装バー街に変わる。ノガリ横丁の生ビールは1杯約3,000ウォン、干した明太(ノガリ)は約1,000ウォン。「一番韓国らしい深夜」を求めるならここ――ただし再開発の圧力は他人事ではない。元祖の乙支OBベア(Euljiro OB Bear)は2022年の再開発で立ち退きに遭い、2024年にようやく戻ってきた店だ。
  • 弘大(ホンデ) ―― 一番若く、一番安い(ビールは約3,000ウォンから)。インディーライブ、小さなクラブ、ストリートパフォーマンスが混ざり合い、明け方まで続く。初めての夜遊びならここから。
  • 梨泰院(イテウォン) ―― 一番国際的で、一番英語が通じる。ジャズバー、パブ、様々な国の飲み屋。
  • 聖水(ソンス) ―― 倉庫を改装したカクテルバーとナチュラルワインバー。静かで雰囲気重視の側。
  • 江南(カンナム) ―― 高級クラブとラウンジ。入場料とテーブルチャージ文化。特定のクラブが目当てのときだけ。
  • 会計と帰り方: 席に着くと自動で出てくる「無料」のおつまみは無料ではない。地下鉄は深夜0時前後で終わる。その後はタクシー(深夜割増あり)か深夜バス。酔う前に宿の住所を地図アプリに保存しておこう。

「次会(チャス)」って何?

韓国では、飲み会が最初の店だけで終わることはまれだ。**一次会(イルチャ)**はたいてい食堂――焼肉や韓国料理店で食べながら飲む。**二次会(イチャ)**は飲むこと自体が目的の場所に移動する――ホプ(ビアホール)、ポジャンマチャ、バー。**三次会(サムチャ)**は行く人だけ行くオプション:カラオケ(コインノレバンの仕組みはこちら)、クッパやラーメンの夜食、もう一軒のバー。

ポイントは、ラウンドごとに歩いて別の場所に移動するということ。だから一晩の動きは自然とエリア内の周遊になる。旅行者にとっては、一軒に固執せず「このエリアで二、三軒」と考えるのが正解だ。

なぜ乙支路は夜に賑わうのか?

乙支路はもともと印刷所と工具店が密集する工業地区だ。昼間は今も現役の仕事場が並ぶ。しかし古いビルは家賃が安く天井が高いため、ここ数年で若者たちが2階・3階をバーやワインバーに改装し始めた。看板がないことも多く、知っている人だけがたどり着ける場所――そこから「ヒプジロ」というニックネームが生まれた。

一番入りやすいのがノガリ横丁だ。1980年、乙支OBベアというビアホールから始まり、印刷街で夜勤明けの労働者に安い酒を出していた。座れば注文なしで生ビールとノガリ(干した明太)が出てくる――横丁全体の平均で1杯約3,000ウォン、1匹約1,000ウォンほど。プラスチックの椅子に座って、路地の中で飲む。

この横丁はすでに一度、再開発の圧力を現実として経験している。元祖の乙支OBベアは2022年の建物再開発で立ち退きを迫られ、麻浦区(マポグ)の京義線ブックストリートに一時移転した後、2024年4月にようやく乙支路に戻ってきた(乙支路(ウルチロ)――工具街から生まれたクリエイティブハブ)。だから「1980年からずっと同じ場所で続いている」というイメージは持たない方がいい――これはカムバックであって、途切れなかった歴史ではない。営業時間は曜日によって変わり(月〜土はだいたい15時〜23時半、日曜はもっと短い)、行く前に確認しておく価値がある。

弘大・梨泰院・聖水・江南、それぞれどんな夜?

  • 弘大 ―― 弘益大学の前。ソウルで一番若く、一番安いエリア。インディーバンドのライブ(ソウルのライブ音楽シーン)、小さなクラブ、ストリートパフォーマンスが混ざり合い、明け方まで続く。ビールは約3,000ウォンから。初めての夜遊びなら、失敗しにくい選択肢。
  • 梨泰院 ―― ソウルで一番国際的なエリアで、一番英語が通じる。ジャズバー、パブ、様々な国の飲み屋が坂道沿いに並ぶ。経理団通り(キョンニダンギル・경리단길)側は少し静かで、小さな路地バーが多い。
  • 聖水 ―― かつての靴工場地帯で、天井の高い倉庫ビルが多く、今はカクテルバーやワインバーに改装されている。「にぎやかに騒ぐ」より「良い空間で一、二杯」という雰囲気。ナチュラルワインシーンの中心地でもある。2号線 聖水駅。
  • 江南 ―― 大型クラブとラウンジ。入場料があり、テーブルを取ればボトルの最低注文がつく。特定のクラブ名を目当てに来たのでなければ、あえてここから始める理由は特にない。

「ポジャンマチャ」って何?

ポジャンマチャ(通称「ポチャ」)はテントや簡易な構造物にプラスチックのテーブルを何台か置いて、アンジュ(つまみ)とソジュを出す店だ。本物の路上型は減ったが、その雰囲気を屋内に再現した「室内ポチャ」は今も多い。鶏の足、卵焼き、つぶ貝、オムクタン(練り物スープ)などのつまみに、ソジュかビール。二次会・三次会にちょうどいい。

夜遊びの実用情報

  • デフォルトで出てくるつまみは無料ではない。 注文していないのに出てくる乾きもののつまみや小皿は、たいてい席料代わりの有料メニューだ(だいたい3,000〜6,000ウォン)。食べないなら下げてもらってもいい。
  • 地下鉄は深夜0時前後で終わる。 路線・駅によって違うが、だいたい0時〜1時ごろ。その後はタクシー(0時〜4時は20%の深夜割増)か深夜バス(N始まりの路線)。終電を逃したときの対処法はこちら。
  • 酔う前に宿の住所を地図アプリに保存しておこう。 酔った状態でKakaoTやUberに住所を打ち込むのは、思っているより難しい。
  • 韓国では公共の場での飲酒は合法。 コンビニで買って、漢江(ハンガン)の公園やベンチで飲むのも普通――夜の文化の大きな一部だ。漢江、ソウルの人が実際にしている使い方。
  • 割り勘がデフォルトではない。 誰か一人が一次会をまるごと払い、次は別の人が払う、というのがよくあるやり方。旅行者同士ならただ割り勘にすればいい――誰も気にしない。
DanielDanielのひとこと — 実在の人間の編集者

ソウルには観光地や繁華街でなくても、夜遅くまで営業している店が意外と多くあります。特に街のあちこちにあるコンビニは、ほとんどが24時間営業です。いつでもコンビニでお酒や簡単なおつまみを買って、宿に持ち帰って楽しめます。もし簡単な鎮痛剤や胃腸薬が必要なら、それもコンビニで手に入ります。ソウルの人が実際にコンビニで買っているものはこちら。

JoonJoonのヒント

ソウルのナイトライフを「一か所」で考えるのが失敗のもとです。エリアを一つ決めて――初めてなら弘大、少し慣れているなら乙支路――その中を二、三軒歩いて回るのが正解。江南まで行って一つのクラブだけを目指すのは、そのクラブに行くべき本当の理由があるときだけにしましょう。

知っておきたいこと

ソウルの夜遊びは「次会」(チャス・차수)単位で動く:まず食事、次にバーかポジャンマチャに移動、そして任意でカラオケか夜食――毎回歩いて移動する。エリア別:乙支路(ウルチロ)は印刷街を改装したバー街で、安くて一番韓国らしい――ノガリ横丁の生ビールは約3,000ウォン、営業時間は曜日によって変わり日曜は短め。弘大は一番若くて安く、インディー音楽と小さなクラブが明け方まで続く。梨泰院は一番国際的で英語が一番通じる。聖水は静かな倉庫改装のカクテル・ナチュラルワインバー。江南は入場料とテーブルチャージのある高級クラブ。注文していないのに出てくるおつまみは有料(3,000〜6,000ウォン)。地下鉄は深夜0時前後で終わり、その後はタクシー(深夜20%割増)かN始まりの深夜バス。公共の場での飲酒は合法。価格・営業時間は変わるので現地で確認を。

#SeoulNightlife#EuljiroBars#HongdaeNightlife#ThingsToDoInSeoulAtNight#KoreaTravelTips#Euljiro#Hongdae#Itaewon#Seongsu#Gangnam
Your read counts too